泣く男

先日、家族で夕飯を食べていると、ふだん元気にわけのわからないことを話している長男(4)の口数が少なかったので、「どうした?」と聞いてみると、「ちょっとお肉がのどにつまっちゃっただけ」と笑ってこっちを向きました。でもやはり寂しい影を感じて、頭をなでながら「けんかでもしたか?」とまた聞いてみると、少し黙ってごはんを食べていた長男が「うっ」と少し泣くのを耐えながら、ぐっと目を閉じました。

痛かったり、わがまま言ったりする時の何かを求める「エーンエーン」という泣くのとは違い、大好きな友達とケンカをしてしまった悲しみに泣くところを初めて見ました。そんなことを経験している息子に感心しながら、とてもキレイなものを見てしまったという感覚を持ちました。

もちろん自分からは少し遠ざかっている感覚だと思うので、圧倒的な純粋なものに触れ、それを見た瞬間自分さえも洗われた気がしました。

子どもを育てながら、やはり親も育てられているものです。

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